おひさしぶりです 08/06/2009

もう八月ですね。アルケミストととして三年目の夏です。
みなさまいかがおすごしでしょうか?
世の中は不景気で巷でも暗いニュースが多いみたいです。
ぼくの業界は景気の波をもろに受けるので、やっぱりよい話は少ないです。
それでも生きてゆかなくてはいけないので、どうしようこうしようと悩む日々は続きます。
考えていても景気はしょうがないのですが。
今回は長く話します。
去年から東京でも福岡と並行して仕事をしていました。
いわゆるアパレルメーカーから仕事をもらい、工場に入れる企画営業職です。
スーツを作る工場なので、スーツもしくはジャケットの注文をとってまわります。
以前代理店の営業をしていたので、それほど仕事自体は難しくなかったのですが
昨年の景気の急降下以降は受注がとてもシビアになりました。
いままでの高単価スーツは各社とも在庫を残し、期中セールの連発です。
もともとセレクトショップ用にクオリティ重視の生産体制なので、コストを抑えるのも限界があります。
よいものはやはりそれなりの値段がしてしまいます。
中国生産のものに比べるとコスト面では圧倒的に不利ですね。
今、国内大手アパレルメーカーの重衣料(スーツなどのドレスアイテム)チームは価格競争と在庫減らしに必死です。そんな状況なので閉業、倒産する国内の工場が多くなってきました。
悲観的なことばかり書きましたが、自分の契約工場は生き残っています。
技術的なものもありますが、比較的取引先に恵まれていたことも大きいです。
ありがたいことです。
福岡ではALCHEMISTとしてオーダーで一人一人のためにスーツを作っています。既製品として卸もやっていますが、あくまでメインはオーダーです。
ネットや通販では売れない僕自身を売っているのだと思います。
月日を重ねるごとにそのことを忘れがちになっていました。
今よりもっとよいものを作ることを、毎日心がけないといけないです。
新しいデザインや面白い生地などを常に研究していくこと。
会社を辞めて自分でやりたかったのは、やりたいことができなかったからでした。
今ならなにをするのも誰にも許可はいりません。とっても自由ですね。
先日福岡のFUJITOさんというデニムブランドの方に、京都にある某メンズブランドの商品を見せてもらいました。感銘を受けたのがコットンツイードのテーラードジャケットで加工により、くたっとした雰囲気に仕上がっていました。生地と加工のバランスが絶妙で、なによりデザイナーのこういうものが作りたいっていうイメージが伝わる商品です。
ぼくはどうなんだろうって改めて考えさせられました。
あんまり本音でなんでも書いてしまうと、自分の洋服のカリスマ性(もしあれば・・)が下がってしまう気がしまいますね。
5月ぐらいから色々試行錯誤して新しい取り組みをしています。
具体的に形になってきたらDMやネットでも告知します。
4月から消えてたホームページはリニューアルしています。8月中にはなんとかできそうです。
それまではブログで色々UPします。
時々こういう風に個人的な感じで肩肘はらずに書きますので、今後ともよろしくお願いいたします。
明石 悟郎
二月になりました 02/09/2009

今年の春夏は今までと違って、あまり大きな生地のトレンドはないみたいです。
昨年から引き続き『世界のナベア○』的なシャイニー素材が、トレンドとして打ち出されています。
シルクだったりリネンだったりが混じって光沢のあるものですね。
ライトグレーっていうのも一般化してきましたし、スーツ屋としては提案しにくいシーズンです。
というわけで遅まきながら春夏生地入荷しました。
それとメーカーから春夏のディスカウント生地も入れました。
インポート生地が通常の半値です。
仕立て上がりで6万からになります。
写真以外にも英国もののサンプルもとっています。
ハリソンズのスリーシーズンものと、モヘアのコレクションは特にお得ですね。
在庫に限りがありますのでお早めにどうぞお越しください。
今季はレートの関係もあり、全体的にインポート生地が割安です。
靴やカバンも安くなってくれたら嬉しいのですが、あんまりそういう話を聞きませんね。
そろそろ花粉症の季節です。明石もかなりのアレルギーです。
花粉症のみなさま、なんとかみんなでこの苦行を耐えましょう。
2009年1月 01/08/2009

明けましておめでとうございます。
みなさまのおかげでアルケミストとして三度目の正月を迎えられました。
本当にありがとうございます。
連日テレビや新聞でも暗い話題ばかりで、なんとなく気が滅入りがちですね。
派遣労働者の問題。タクシー強盗。政府の景気対策。海外ではパレスチナの紛争。
などなど。
僕にかかわるすべての人に幸せになってもらいたいと思います。
僕はいろいろな人に助けられています。
感謝をこめて
2009年が素晴らしい年でありますように。
ネクタイえとせとら 12/23/2008

新作ネクタイ入りました。
年々ネクタイ幅が細くなる傾向で今季は7.5センチと7センチをスタンダードにしています。
ちょっと前まで9センチとかだったのが懐かしいです。
イタリアでは男性の象徴なので、太くて長いのがいいなんて言ってた気がしましたが、
果たしていまでもそうなのでしょうか?
スーツはあまり流行で形が変わらないので、スーチングにおいてネクタイは最もトレンドがわかるアイテムです。色柄と形がシーズンごとに変化します。
今でこそネクタイのスタンダードになったレジメンタルストライプですが、2000年ごろまではダサいイメージだった記憶があります。
小紋やドットや無地が主流だった時代です。
いまだと小紋はマイナーな存在ですね。アメリカブームで紋章系は出てきていますが、街中で見かけることはまれです。
昨年からチェックが注目されています。次の春夏は大柄のチェックが最旬です。
テレビでも最近テリー伊○さんあたりが着用していますね。あの人はお洒落ですね。
ぼくは昔からニットタイを好んでいます。今だとグレーのサキソニーやフラノなどのスーツに白いオックスフォードのボタンダウンシャツ。キャンバスのコンバースに黒いニットタイとか。
スーツにコンバースってすきなんです。外しの美学。
街中で足元だけじろじろ見られて、ちょっと可愛そうな人に思われても気にしないのです。
話それましたが、ファッションは自己表現です。好きなものを堂々と着ましょう。
大人なんでTPOはありますけどね。
コートの季節 11/24/2008

画面暗くてわかりにくいですが、チェスターコートの新型です。
肩パッドを極力薄くしていますが、前身にはちゃんと毛芯をつかっておりますので
いつまでもきれいに大きく襟がロールしています。
今シーズンはコートを作ろうと思い、色々なデザインパターンを研究しました。
明石にはトムフォードさんのような天才的な感性はないので、画期的なデザインにはいたりませんでした。
『スーツの上から来ても、普段デニムであわせても良いようなデザイン』ということがテーマです。
肩まわりを軽くしたのはタイトフィットに対応させるためです。
着丈もやや短めにしてみて、ジャケット用の軽い生地で仕立ててもよさそうです。
オフにはさりげなく襟を立てて、きれいな色のストールにレザーグローブ。
色落ちしたリーバイス501に素足でスリッポンなんていかがでしょう?
既製品はなくパターンオーダーです。
生地にもよりますがお仕立て上がり¥65000から。
納期約4週間です。
生地サンプルを取り寄せる都合上、二日前にご予約ください。
シックな大人の装いに是非どうぞ。





